正露丸が危険というのは嘘だった!常備薬として返り咲いたお話

子供の頃、薬箱に当たり前のようにはいっていたのが正露丸です。でも、正露丸は危険だと言う噂を耳にしてからはパッタリと使わなくなっていました。

あれから約20年、正露丸は我が家の常備薬として返り咲きました。

ここでは危険と言われた正露丸が再び我が家の薬箱に帰ってきた理由を書いています。

正露丸はなぜ危険であるといわれたのか

もう20年近く前になるのですね。「買ってはいけない」という本が世に出たのは。私はこの本の中身をじっくりと読んだわけではないのですが、正露丸が危険であるという噂がここからでてきたものであることは知っています。

 

ネットが普及している時代ではなかったので詳細も明らかでないまま、正露丸というのは消毒薬だから体に入れるのは大変危険と、漠然と認識させられました。

 

「正露丸って危険なんだ」とその後は薬箱の正露丸に手を付けることもなく使用期限が切れた正露丸は捨てられ、再購入されることはありませんでした。

 

あの時、正露丸は危険であるとか毒であるといわれていた内容を改めて確認してみるとこうだったのですね。

 

かつて正露丸が危険であると言われた理由

それは正露丸の主成分として使われているクレオソートが問題であるということ。クレオソートは木材の防腐剤として使われている成分だから医薬品として用いるのは大変危険であるというのです。

 

また、このようにもいわれてました。正露丸のクレオソートの成分はフェノール・クレゾールなどでいずれも消毒薬として用いられるものトイレの消毒にかつて使われていた消毒薬と同等のものだというのです。

 

この消毒薬が腸の神経を麻痺させることで腸の動きをとめ下痢が止まるのだと。

 

これホントですか? 今、みてもゾッとする内容です。

正露丸は危険であるということの嘘

この批判に対して正露丸側が黙っているはずがありません。まず、クレオソートには二種類があることから認識が混同していることを指摘しています。

 

木材の防腐剤として使われているのは石炭クレオソートです。工業用クレオソートとして、コールタールを蒸留してできる黒褐色の液体で、枕木や電柱などの防腐剤として使われます

 

一方、正露丸に使われているのは医薬品の木クレオソート。これはブナやマツなどの原木からできる木タールを精製した淡黄色透明の液体で、医薬品として使われるものです。

 

まず、「買ってはいけない」では、この二つのクレオトールをいっしょくたにして批判していたというのですね。

 

正露丸に使われているクレオトールは木クレオトールであることがわかりました。

 

でも、もうひとつ木クレオソートに含まれるフェノールが危険なのでは?という声も実はあります。高濃度のフェノールはタンパク質を変性させるほどの腐食性がある物質なので、この危険性を指摘するのですね。

 

実際には、フェノールは生活環境でも検出される成分だそうで、例えば、燻製の肉や魚、飲料水にも含まれていたり健康なヒトの血中にも存在することがわかっている物質です。

 

正露丸からもフェノールは検出されますが、それは極めて微量であるため用法や用量をきちんと守っている限り心配ないということ。

 

用法や用量を守るというのは、どんな薬やサプリメントにもいえること。正露丸に限ったことではありませんよね。

 

要するに、正露丸は用法・用量を守っている限り体に害を及ぼすような危険なものではないということなのです。

 

お腹に効く理由を知ると危険どころか優しさを感じる

それにしても正露丸がお腹に働く仕組みがほんとうに神経を麻痺させて腸の動きをとめるというものであるならばこれは危険です。

 

実際にはどのような仕組みでお腹に効いているのでしょうか?

正露丸がお腹に効く理由

その1 水分調整を行う

腸の働きが過剰になることで、水分の吸収がうまくできなくなると腸は正常な便が作れなくなります。

正露丸はこの腸内の水分量の調節をすることで正常な便を作るお手伝いをするのです。

その2 お腹の大事な菌を殺さない

正露丸の主成分が木クレオソートだから、当然、殺菌して下痢を止めるのだと考えがちです。

でも、木クレオソートはその大部分が胃で吸収され腸に届くのはごくわずかです。

正露丸は腸の運動と機能の調整は行いますが、殺菌が主目的ではないのでお腹の中の乳酸菌やビフィズス菌を殺すことはありません。

その3 腸の動きをとめるのではない

下痢止めの薬の中には腸の動きを止める成分は含まれているものがありますが、正露丸にはそういうものではありません。

下痢は原因となった最近やウィルスを排泄するため必然的な生理現象であるので腸の働きをとめて下痢をとめてることは逆に症状を悪化させることになりかねません。

正露丸は腸の動きを止めないので、細菌やウィルス、毒素を腸に溜めるようなことにはならないのです。

 

正露丸は名前の由来からも外科医のような力強さを感じる薬ですが、じつはナイチンゲールのようにお腹に優しく作用する薬であることがわかります。

 

正露丸が常備薬として返り咲いた理由

正露丸は危険であるという噂を信じ、常備薬としては我が家から姿を消していた正露丸ですが、現在はしっかりと薬箱に収まっています。

 

正露丸と復縁するようになったきっかけはこうです。

 

韓国に滞在していたときのこと。

 

日本からは、バファリン、太田胃散、赤玉はらぐすりを携帯用の薬としてもっていきました。(正露丸をやめてからは、我が家では腹痛といえば赤玉はらぐすりでした。)

 

でも、その日は、食べ合わせが良くなかったのか、慣れない食材を腸が受け付けなかったのか、赤玉はらぐすりを飲んでも効き目がなく仕方がないので現地の薬局に薬を買いに行きました。

 

そのとき、韓国の薬局ですすめられたのが正露丸でした。

(こちらが韓国の正露丸です。ラッパのマークではありませんね。)

 

すでに私の中では過去の遺物と化していた正露丸をみて懐かしいとおもいつつ、未だにこんな薬を飲んでいるの?と実は鼻で笑ってしまいました。

 

でも、なんだかよくわからない韓国の薬を飲むよりは馴染みのある正露丸のほうが安心感はあります。

 

早速購入して飲んだところなんとお腹のピーピーがピタッと止まリ腹痛は治まりました。まさに地獄に仏とはこのことです。

 

その後、韓国での日程を無事に終え、日本に帰り改めて正露丸について調べたのが上述したような内容でした。

 

20年前、正露丸が危険であるといった噂が流れたときは調べようがなかったのでそのまま鵜呑みにしてしまいました。

 

でも、今回自分が身をもって体感したことは、やはり正露丸は腹痛や下痢に効くという事実です。

 

こうして、私は日本に帰ってからも、お腹を壊したときや下痢をしたときは正露丸をためらわずに飲むようになり、正露丸は常備薬としての復帰を果たしたのです。

 

まとめ

常備薬としての復帰を果たした正露丸ですが、これはあくまでもお腹が痛くなったときの対症療法。根本的な解決方法ではありません。

 

もし、あなたが下痢をしやすい体質であるならば(女性よりも男性に多いそうです。)普段から腸内環境を整える取り組みをしたほうがといと思います。

 

下痢をするたびに、腹痛を起こすたびに、正露丸を常用するのはやはりおすすめできません。

 

常備薬
patapataをフォローする
これいいかも!ミドル・シニア世代の暮らしと健康のために